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2012年6月8日金曜日

大阪人の僕が、滋賀でNPOをすることに決めた理由




今、滋賀へ来て事業をしている。

事務所を構えて、半年。

実は、今まで滋賀県にはなんの縁もなかった。



場所の選定が大事


『ソーシャルビジネスをする上で場所の選定は、非常に重要になってくる』

そういう話をメンターからずっと言われてきた。


社会起業家と言われている人たちは、”なぜその場所ではじめたのか?”という理由が明確にある場合が多い。

うちの団体の場合、実際にどうやって場所を選ぶかわからなくて結局、2年くらい悩んだ。


なぜ、滋賀なのか?草津なのか?


1. 15歳未満の人口比率

僕たちの主な顧客は、小学生。

そこで、”15歳未満の人口比率”というのを調べた。

いくつか候補がある中で、大阪や奈良などで4つくらいに絞った。

その中で滋賀を選んだのは、”人口が増えている”ことや、昔から住んでいる人も多くいるという点。

ベッドタウンだと新住民ばかりなので、地域の人たちを繋げるという僕たちがやりたいことが出来ない。

でも、草津にはいい感じで新旧の人たちがいて、僕たちが橋渡しになれるはずだと思った。


2. 近くに大学がある


大学には、「人・物・カネ・情報」の全てが集まる。

学生のボランティアなども大学が近くにあるほうが集めやすい。

草津周辺でも、立命館、龍谷、滋賀大などがある。

しかも、僕は立命館出身(京都キャンパス)で知り合いの先生がいるという強みもあった。


3. 商店街がある

草津駅前には、昔からある商店街がある。

話を聞けば、商店街に新たに店舗を作れば市から補助金が出るらしい。

つまり、”地域活性化”に対してなにかをする必要があること。

ここの点でも、僕たちが活躍出来るチャンスがあると思った。


4. 競合がいない

”キャリア教育”や”地域活性化”という点でほとんど競合がいなかった。

大阪や京都がなじみがあってやりやすいとも思ったけれど、もうやっているところがあったので避けることにした。


5. 地方のほうが抜きんでやすい

大阪だとNPOを多くあるし、ニュースもたくさんある。

地方のほうが目立てば一気に認知度が上がると踏んだ。



さいごに


ずっと言われてた場所選定。

ほんとにここをじっくり考えていて良かったと思う。

今のところ予想通り、いや予想以上にうまくいっている。

商店街にも関わらせていただいているし、ローカル局などで取り上げていただくことも増えている。

場所を選ぶのは地味でおもしろくない作業ではあるけれど、ここを間違えてしまうと命取りになってしまう。

僕からも言わせてもらう。

『場所の選定は、めちゃくちゃ大事だ!』





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